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2020.03.06 #メンバー紹介

【コドモンの中の人 Vol.15】子ども大好きパパなインフラエンジニアは、技術だけでなく人格形成を重視する。

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【コドモンの中の人 Vol.15】子ども大好きパパなインフラエンジニアは、技術だけでなく人格形成を重視する。

こんにちは!コドモン人事です。

インタビュー形式で、コドモンの中の人を紹介していく、この企画。シリーズ第15弾は、コドモンを縁の下で支えるインフラチームでリーダーシップを発揮し、技術だけでなく人格形成を大事にするインフラエンジニアの栗崎さんです。

濃密なキャリアを歩んでたどり着いた

———どんなキャリアを歩んできたのですか?

新卒で、医療系システムのサービスデスクに配属されました。

今と通じる仕事としては、障害対応につながるようなアラートを監視する業務をしていた点ですかね。サービスデスクは、コドモンでいうカスタマーサクセス部と同じく、主に電話を受ける部署でしたけど、「サービスを導入する」という仕事があって、そこで現在のようなインフラ系の仕事もしていました。それ(インフラ系の仕事)が今の業務とつながる部分です。その会社で4年くらい働いていましたが、東日本大震災で事業が縮小されることになって転職をすることにしました。

2つ目の会社も同じような監視系の仕事をしていました。その時は前職と違い、本当に監視だけを行う部署にいたんですけど、「このままじゃ言われたことしかやらない人になってしまうな」という危機感をもちました。

当時は、それほど高い技術力を持っていたわけじゃなかったので、このままキャリアを歩んでも、自分主導で仕事するようにはなれないなと思ったので、そこからベンチャー系かつweb系のシステム会社に転職しようと決めたんです。

ところが最初に入ったベンチャーであまりにも今までいた会社と文化が違って、試用期間の段階で「このままじゃダメだ」と感じました。それまでメーカーなどの大きな会社・組織にいたので、文化の違いを痛感して自分は「守られていたんだな」と気付きました。

言われたことだけをやっているのは嫌で飛び出したけど、ベンチャーはそんなに甘くなかった。全然通用しない!と思って、、、これまではただ単に仕事をする上で必要な最低限の勉強しかしていませんでしたが、実戦で通用するような勉強の仕方に変えました。

そのころからようやく社会人としての、今につながる覚悟が決まったと思います。

そこから3社ほど経てゲーム関連の会社に在籍していた時期もありましたが、そこでは1日目から業務をやるのがあたりまえ。最初にサーバーへの入りかただけ教えてもらって、二言目にはすぐに指示が飛んでくるような(笑)

ゲーム会社ってインフラ周りの負荷が果てしなかったので、力技でしか勝負できないような環境で、そのときに色々力技を身につけましたね。

———力技って、お金で解決ですか?(笑)

それもあります。ただ、身に付けたのは技術的な部分で「こうやるべき」という王道に背くようなイメージですね。とにかく、どうにかしてシステムを動かさなければならないので、例えば、まだちゃんと自転車に乗れない子どもを無理やり安定させるために片方だけ補助輪をつけて乗せるような?(笑)

突発的なできごとに対して、その場でできることを瞬間的に判断して対応する、「どうにかする」という経験をたくさんしてきたのが今に繋がっていて、それ以降はなにが起きてもほとんど焦ることはなくなりました。

コドモンでもよく忙しいのではないかと言われますが、それはまだ成長フェーズでは仕方ないことで、過去の経験と比べれば気持ちよく働けてます。特に周りの仲間のモチベーションや姿勢にも支えられて精神的にはむしろ元気ですし、システム的な負荷もまだどうにもならないという困りごとには出会ってません。

———濃厚なキャリアですね!?

そうですね、結構渡り歩いてますね(笑)

インフラってシステムの基幹部分なので、経営者と話す機会が多いんですよ。なので、経営者となるべく目線や考えを合わせて仕事しなくちゃいけないと思っているんですけど、これまではなかなか合わないと思ってしまうことが多くて…(苦笑)

特に、ベンチャー企業で働くようになってからわかったことは、攻め続けないといけない環境というのもあって、経営者の方はそういう判断をする。でも、基幹部分ってどうしても保守的な要素に踏み込まなければいけないので、経営者にちゃんと理解してもらわないといけないんですけど、なかなかうまくいかなかったですね。それこそ、自分なりには一生懸命に話をしていても、理解を得られず、考えを届けられずに落ち込むことも多かったんです。正直、若いころは本当にダメでしたね。

ただ、そうした経験を乗り越えてきたから、今はちょっと太くなっているかなって思います。技術的なところで解決できるようにもなったし、保守的な判断の必要性も伝えられるようになりました。それと同時に、新卒時代に教わったことの価値にも気づきました。

組織のありかたとか、その組織のなかでどう仕事していくのかとか、ベンチャーってそういうところそれることあるじゃないですか(笑)

ただその、それなきゃいけない部分と、保たなきゃいけない部分っていうのをバランスよく仕事できるようになったのは、最初に入った会社で先輩がちゃんと怒ってくれたりしたから、そこで核ができたのかなと思います。

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———そこからどのようにコドモンにたどり着くのですか?

きっかけは前職ですね。

ゲーム会社を辞めたあとに、知り合いとフリーランスの集合体のような会社を立ち上げたんです。それで業務委託として、前職の仕事を受けていました。

前職は、コドモンみたいにクラウドじゃなくて、全部オンプレだったんです。インフラエンジニアって実はクラウドでできることが限られているんです。なので、インフラエンジニアで一番大事なことってハードをいじることだと思っていて、それがいじれない環境にいることに不安があったんですけど、前職の仕事を受けて学ぶことができました。

ただ、そういうフリーランスっぽい働き方って、「技術的な面を考えていればいい」という面はありつつ、本当にそれだけになってしまうんですよ。5年後、10年後もこれでいいのかな?という疑問が湧いてきて、、、

やっぱり社会人として、人間的にも成長したい。社会人リテラシーとでもいうんですかね。それを鍛えるためにも、ちゃんと世話になったところで社員として入ったほうがいいんじゃないかなと思うようになって前職に就職しました。

ただ、入ってみて自分が期待していたとおりにはならなかったんですよね。

それで、実はコドモンに入る1年半位前から転職活動をしていたんです。技術的には色々経験させてもらって、自分のなかで確立できたものがあったので、転職市場で結構モテました(笑)

そうなると、技術面だけ見れば引っ張りだこの状態になるんですけど、逆に、そこしか評価してもらえてないのかもしれないと感じてしまって、半年くらい転職活動をしたあと、少し慎重になろうかなと考え直して、一旦、転職活動を辞めたんです。

次転職するのであれば、本当に自分がやりたい業務やサービスとかを選んで転職しようと思いましたね。

ちょうどそのころ前職の事業のひとつで保育事業があって、コドモンの導入を検討していたんです。その当時はまだ株式会社スパインラボだったんですけど、富田さんが来てプレゼンしてくれて「いいなここ」って思って調べたら、求人がなくて!

しばらくして、会社のなかでオンプレからクラウド移行をして、インフラエンジニアも自分1人だったから、やっていた業務を業者に丸投げすることが決まったんです。

「技術的にハード面をいじりたい」という思いで入社したものの、「技術的なことはやらずにハンドリングだけしてもらえばいいよ」という方向性になったので、それであればキャリアをもう一度考えようと思って…

「そういえば!」という感じで思い出して再度調べたら、今度はコドモンの求人があって、結構思いつきで「話を聞きに行きたい」を押したんですよ(笑)

正直なことをいうと、最初は思いつきで押して、あまり準備もせずに会社に行きましたね。

ただ、採用担当者と会って話を聞いてみると、わりと今までのキャリアでメーカーからベンチャーに移行するときに「こうしたい」と思ったことが大体ここにあるな、と思えたんです。

なので、最初、思い付きで押したんですけど「これはもうコドモンに転職しなきゃダメだな」と思って、最初の面談ですぐ本気になりました。

そこからはとんとん拍子で内定までいって、入社に至りましたね!

人格と技術力は比例する

———「こうしたい」は社会人リテラシーを高めることですか?

そうですね。リテラシーというとスキルっぽいですけど、要は人間力です。

自分としては、両親に甘やかされて育ったと思っていて、社会人になるタイミングで結構困ったんです。今までは親に決めてもらってたから、実際に仕事を自分で考えて選べってなったときに行動できなくて、就職するときには、考えが全然定まっていないまま、社会人になってしまったことが、転職回数が多い理由にも影響していると思ってます。

なので、自分の人格形成を考えて動かないといけないなっていうのは、節目節目で考えていたんです。

新卒で入った会社の、自分に良い影響を与えてくれた先輩は、みんな人間力があって、なおかつ、技術力もある。人間力と技術力は比例してるんですよ。

それはなぜかというと、技術力がつくのって困ったときに投げ出さないでやり切ったときだからです。人格形成がちゃんとされている人は、困ったときに投げ出さないで考えるんです。どうにかして乗り切ったあとに、振り返るといろんなことを学んで、身につけている感じですね。

だから、人格形成をしっかりしたいと思って、それができている人、人間的な魅力が溢れている人がたくさんいる会社がいいなと思っていました。

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———コドモンには人間的魅力が溢れている人がいましたか?

前職時代に富田さんと会ったときから感じてましたけど、面接で会ったメンバーにも感じていて、この人たちがいれば大丈夫だなって思いました。

でも、入ってみたら想像以上で!

多分、当たり前のレベルが高いんですね。サポートチームも一般的な会社だと、「なんでこれやってくれないの」と開発側に問いかけてくることが多いと思うんですけど、それがうちだと逆で、「運用でカバーできないか」を全力で考えてくれているんです。

まだまだ成長段階だから、人も足りてなくて、システムもこれからだから直すところがたくさん。そんな状況でサポートの仲間を待たせてしまうこともあるけど、一部を直すとすごく感謝してくれます。

それがスタンダードになっているのが、すごいなと思ってて、そういう姿を見るとこっちも頑張らなきゃいけないなと思いますね。

相手を思いやる気持ちを持って、お互いに気配りをしながら、良い方向に向かおうと努力する人が多くて、働いてて気持ちいいメンバーばかりです。

———コドモンではどんなお仕事をされていますか?

基本的には、コドモンのサービスインフラを構築・運用しています。

入社したばかりの頃は、まだまだサービスインフラは脆弱で、耐障害性の脆いシステムでしたね。今では入社した頃よりも耐障害性に強い構成を全環境で組むことができています。

次の挑戦としては、サービスを動かした状態でいかに柔軟な変更に耐えうる環境をつくるか、ということだと思っています。(一緒にやりたい人、絶賛募集中です!)

子育てを通じて願う。子どもを取り巻く環境をよりよいものに

———仕事をする上で大事にしていることはなんですか?

一番は「準備」ですね。自分の息子にも言っているんですけど、人としてかっこいいのって、有事の際に動ける人間だなと。そういう人って信頼できるじゃないですか。

なので、有事のときにすぐに動けるように常に準備しています。それって開発者の心得にも繋がってて、あれができていればすぐに対応できるという精神だと思いますし、それを提唱している稲葉さんにすごく共感しています。

栗崎家では子育てもそうしていて、「なんかあったときに動けるやつがかっこいいんだよ」って伝えてきました。そしたら、うちは小さい頃からやりすぎちゃったから、意識高すぎになっちゃいました(笑)

子どもたちはよく「お父さんお母さん厳しいんだね」って言われると、「いいえ、厳しくないです。厳しいと思ったことはないです」って言うんです。厳しくはしてるんですけど、それに対して不平不満をいうどころか、周りの目線というか、意識について不平不満をいうようになってしまいました。

だから自分でも、なにかあったときに動ける姿を子どもたちに見せ続けられるように、有事に備えるっていうことを大事にしています。

———コドモンでなにをしていきたいですか?

コドモンと出会ったときに、ちょうど下の子が通っていた保育園で、担任の先生が体調不良でお休みになっちゃったんですよ。子どもから人気がある先生だったし、問題あるやんちゃな子でも、その先生が担任になってから落ち着くような人だったんです。

先生が長期間休みになると、園側も保護者に申し訳ないから担任を変えようって方針になったんですけど、こっちは全然望んでいなくて!

普通に戻ってきてほしかったんですけど、イベント事などで困るから変えなきゃいけないと考えたらしく、「意外と保育士って守られないんだなぁ」って当時は思ってました。

なので、そういうことが起きない世界にしていきたいですね。インフラエンジニアって職種的にサービスの根幹を担う仕事なので、そういう人たちを助けられるサービスを選ばなきゃってそのとき思ったし、それができる会社がコドモンだと思うから、ここで社会に貢献していきたいというのが、一番やりたいことです。

あとは、自分たちがやっている業種でうまく成功させて、それをパブリッククラウドベンダの事例としてコドモンってこういうことをやっているんだなってことを広報のように伝えられたらなとも思いますね。

———最後に、どんな人とお仕事したいですか?

働く上で大事にしていることであり、子育てでも大事にしていることと被りますけど、「なにかあったときに迅速に動ける人」です。

今のインフラメンバーは、どんなシステム系のトラブルがあっても、なにか貢献できるような事前準備をしています。例えばそれが、開発のプログラムに特化したことであってもです。特にコドモンのようなベンチャー企業だとインフラ領域を定めきれていない企業も多く、そのなかで働くインフラエンジニアでもOSやネットワークだけわかればいいという訳にはいきません。

技術の関心が特定のものだけでなく幅広く興味を持てる人、そして「なにか」に備えて準備をし、垣根なく迅速に動ける人と一緒に働きたいです。

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———ありがとうございました!個人的には、インフラとコーポレートってどちらも全体を支える仕事なので、考え方とか近い部分があるなと感じながらいろいろお話伺ってました〜^^

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